2009年8月 9日 (日)

高速船

1

回り道はかなり贅沢。

さすがに、15分単位のスケジュール管理は

春でおさらばしたけれど

ちょっと区切りが長くなっただけ

たいして変わらない。

合理性の中の非合理は色めいて。

ひと仕事終えて、ステーションにもどるまで、

逆方向からアプローチ。

自転車のすぐそば、

芝生に腰掛けて海をながめているおじいさんの

3m手前。

同じように腰掛けて

出航までのひとときを

波音にゆだねる。

ふりかえると

おじいさん

寝ているご様子。

いや目を閉じて

聞いているのか。

話しかける野暮は

まさかね。

なんとも贅沢な時間。

この日は朝から、ウォークマンの電源が入らない。

新幹線用に十分なネタを用意したのにと

悔しさから一転、

なくて良かった。

声を出して歌うのは

Second Flight

前回からの振り返りをひっぱってる。

おまけにサラサの名曲たちも。

20代から30代前半に出来た曲たち…

いまだにぐっとくるのは、

客観的か、ノスタルジーか

どっちでもええ話。

過去へ、未来へ

あいまいながらも

自信が湧いて来たから

桟橋へ向かう。

Photo

大丈夫、沈まない。

いつもお決まりのラーメンを食べて

早く家にかえりたい。

夕日が近いからね。

まぶしくて

博多の海は

みんな透かしてく。

2009年8月 4日 (火)

48の夜

20年前の手帳をひっぱりだす。

めんどうくさがりゆえ、日記は存在しない。

でも、日々の思考のポイントと

ちょっとしたインパクトな出来事はこれ見りゃわかる。

まだ、子もいない頃。

仕事への没頭。

多忙と圧力。ゆえに発奮。

あわせて

卒業とともに消えた

音楽への情熱復活。

「Power of Dream」

照れるくらいさわやかな名前。

そんな時期のバンド。

結果がでるまでの

ドキュメンタリービデオも

ひっぱり出してくる。

「盛り上がり曲線」は

実質はともかく、

心意気は伝わる。

画面がにじむから

訳のわからん

こみあげあり。

毎年、

マイ記念日は

大きな振り返り、

そしてまた足許を見て

ちょい修正。

らせんでは

あるが

こうしてのぼってく。

プレゼントにくれた芋焼酎。

彼女に彼に感謝の想いで

今晩だけは棚飾り。

だから明日に向け

強き思いを誓える

48の夜。

大台まであとわずか。

きっと濃い。

2009年3月29日 (日)

学位授与式

その瞬間の30分前まで、仕事モードテンションあげっぱなし。

元来、切り替えがへたくそ。

どんな顔をして学位証を受け取ったのか。

フラッシュぱちぱちだから、後日確認、苦笑いまちがいなし。

一念発起から

準備1年、本番2

なんとか目標達成。

この日記を読み返してみると、

アップダウン、行ったり来たりの繰り返し。

ここに記すことで、

救われたこともある。

今、あらためて痛感する。

目標は、それを達成するよりも

それを持ちえて、

限界で苦悩、努力する中に

幸せ感がある。

健全なM感覚。

これまで、何度も経験してきたはずなのに

しばし忘れていた。

そして、今

経済は100年に一度の転換期。

追い込みの環境は、

波のごとく打ち寄せる。

己のちっぽけな経験におぼれず、

歴史に学ぶ賢者のごとく在りたし。

修論のあとがきには、

家族をはじめ、多くの方への謝辞をしたためた。

本当に、これだけの経験をさせていただき、

贅沢、わがままの極みである。

MBAの学位と

一科目で逃したオールA以上の出来すぎ成績証明は、

もう、みかん箱にほりこんで、

よろこんでくれた、大切な人、人、人を想う。

だから、新たな目標は明らか。

今さらながらも、

ライフワークの覚悟を。

古いコマーシャルみたい。

シンプルライフ、

ぶれずにありたい。

2009年2月11日 (水)

口頭試問

緊張か

体調不良か

朝からフラフラ。

気合の歩行が出来ない。

3名の教授のうち

入学試験の面接時と

お二方が同じ。

終始なごやかながら

質問はするどい。

細部よりも根本的なところを

つかれる。

「そのとおりでございます。」と

つい降参したくなるも

何とかふんばって持ちこたえる。

インプリケーション

もう一息で

学会発表もいける

などとは最後のリップサービスか。

40

これだけの先生方に

拙文について

あれこれいただけるとは

歴史的なひとときなり。

しっかりICレコーダーにおさめて

これから先、反芻して道標に。

これですべてのイベント終了。

少しだけ手を加えたら製本用提出。

そして、修了者発表に名前がのれば、

卒業式に出席できる。

研究室を隣り合わせた同志と

帰りに軽く一杯。

こんな日に

軽くで終わるはずなし。

黒糖焼酎がうますぎるのか

おわりが切ないのか

朝からのフラフラに

拍車をかけて

ほっぺたに

テーブルの冷たさが気持ちいい。

朝、家でめざめたら

膝がすりむけて、血が固まっている。

そういや

坂道でこけたっけ…

朝から家じゅうの笑いもの。

あわせて笑う

自虐的な脳天気オヤジ。

ぼちぼちと

春よ来い。

2009年1月20日 (火)

提出完了

事務員の彼に

一言だけ「お願いします。」

さりげなく、そっと論文セットを手渡す。

どんな理由があるにせよ

提出遅れは受理されない。

リスク回避で一日前に、提出を終える。

70枚以上ある3セット分は、

結構重さあり。

万感の想いもそこに。

必要な単位は、すでに取得済み、

これで、あとは、2月の論文口頭試問だけ。

面接なら本業、どんとこい。

帰り道、

いつもと違う経路で

わざと鈍行、ゆっくりカエル。

たまたま乗り合わせたY氏。

ブート好きの彼、

70年代オールマンをリクエストしたりして、

ぼんやり戯れる。

達成感か

虚脱感か

説明不能を引きずって

まっすぐ家へ。

どこぞに立ち寄る気力

もうなし。

嗚呼、美味い

3日ぶりの酒、奮発してエビスビールと一刻者。

ちびりとやれば

明日は明日の風が吹く。

思考停止がやけに心地よし。

2009年1月11日 (日)

研究室

あまり紹介されていないが、

府立図書館には

個人で利用可能な研究室がいくつかある。

利用目的、持ち込み物等の

制限事項はあるが、

完全個室で集中するにはもってこいである。

昨年冬から頻繁に利用。

一日休みがあれば、ここに来る。

受付の方も、いつもの部屋Noを用意して下さる。

もっと早く気づけばよかったが、

ラストスパートには間に合った。

とにかく、まとまった時間が欲しい。

そして集中。

ホテルの予約も考えたが、

なぜにそこまでしないと出来ないのか?

己に問題ありと、キャンセルして正解。

無料はありがたき。

同じゼミの方にもご紹介。

部屋を並べ、同志をもって

くじけ心をけん制する。

朝から来て、夕方5時ともなると、

顔面がぴくぴくしだす。

ストレス満開、限界サインか。

そんな時は、ぼっーと

ブラインド越しに

館から出入りする人々を眺める。

それぞれの背景に思い巡らせば、

コリはほぐれる。

お世話になったこの部屋。

記念に1枚と思うも撮影禁止…

いよいよあと1週間。

おかげで、

視界にゴール見ゆ。

2009年1月 6日 (火)

願掛け

毎年三日は皆でここにくる。

学業の神様ゆえ、子達も

一緒に来る理由が見つけやすい。

車は、もとお世話になった会社の

外周駐車場にそっと停めさせていただく。

職業柄で、植木の手入れ具合や建物外壁、

看板を遠いまなざしで見つめたりする。

にぎわう境内でばったり

次男の担任先生と出会う。

たいそう喜ぶ家人たち。

混雑ゆえ、簡単にご挨拶して別れる。

賽銭をほうり投げ、

あつかましい願い事をいくつも唱え終えると、

本日の大目的、

合格祈願の絵馬を納めにかかる。

Ca3a0248

己のやつよりも、

他人が書いた数多くを眺めて、

楽しそうな彼。

そんな彼が驚きの声をあげて指差す。

その先には、

端正な大人の文字。

先ほど、ばったり出会った担任の先生のお名前を

見つけたらしい。

絵馬には、

「○×中学34組全員の進路が願い叶いますように」とある。

すごくいいもの見つけた。

新年からツキまくり。

内容もさりなん、そのお気持ちが

大層ありがたい。

急に「もう絶対合格や」なんて

調子こく。

先行き不透明な日々、

でも

気分を明るくしてくれる

神様は結構近くに居る。

2009年1月 4日 (日)

再会

もうはるか昔のよう。

この冬期休暇に

懐かしバンドのメンバーが集合。

久しぶりのテレキャス。

これまで弾き倒した名曲達も

リズムを手探りで。

遅い、速い、ずれ、忘れ

良いとか悪いとかでなく、

弾きながら感じて

コミニュケできる。

音楽のよろこびは多種あれど

これが太陽。

迷いかけても戻ってこれる。

数曲ごとの休憩必要を除いては、

スタジオでの進行、大筋変わらず。

スモーキング等、

メンバー退出のひと時。

ひとり写したかったのは、

太陽熱の余韻。

Ca3a0234

2009年1月 3日 (土)

賀状回顧2  

ここに寝泊り、

本当はご法度だろうか。

祖母の家、茶室に弟と祖母、三人で布団をならべて

泊まった幼少の頃。

茶器や花器がいっぱい、

質感の重い空気、

電気を消すと

月の灯りだけ、

こわくて眠れない。

ここは何をするところか、

どうしてこんなにお姉さんが

たくさん集まるのか、

わかりだしたのは、もっとあとになってから。

学生になっても、お茶菓子目当てを口実に

何度も足を運び、あの空気を確かめる。

そのたびに、手習いをすすめてくれた祖母も

茶室も、いけばなの間も、今はない。

彼女を思い出すトリガーは、もう記憶の中にだけ。

最近は、「やっときゃよかった。」

なんて計算高い後悔を

思い出すこともなくなった。

そんな霜月、

ご招待いただいた

いけばな展。

お目当ての作品のオーラを

いっぱいに感じ終えたら、

祖母の流派を見つけて立ち止まる。

専門的なこと、わからないゆえ

作品のむこうに見えるものもある。

ああ、来てよかった。

一粒で二度おいしい。

ありがとう。

今年もまた、

しみじみと

勝手に期待大。

賀状回顧1

いただいた賀状の絵をみて思い出す。

毎年恒例、秋に伺う絵画展。

今回は女性画の作品に釘付け。

描き手が、その美しさに

魅了されつつ、筆をすすめる姿、

見えるよう。

かの藤田嗣治画伯いわく

「感動したところから書け、

画面から感動が伝わってくるのは初心の感動があるかないかである。

全体のバランスばかり考えると、絵のおいしいところが全部逃げてしまう。」

1993、「芸術新潮」)

講演でお世話になった            

原田隆史先生流に言えば

たとえば寿司は「いくら」から…

そう、好きなものから手をつけるべしという

「おかず理論」と同じか。

影響や感動は、

そんなところから人に伝わる。

確かに、伝わりました。

もう今年の日程もお決めとのこと、

まだ、年のはじめ

楽しみは長く、ゆっくりと。