高速船
回り道はかなり贅沢。 さすがに、15分単位のスケジュール管理は 春でおさらばしたけれど ちょっと区切りが長くなっただけ たいして変わらない。 合理性の中の非合理は色めいて。 ひと仕事終えて、ステーションにもどるまで、 逆方向からアプローチ。 自転車のすぐそば、 芝生に腰掛けて海をながめているおじいさんの 3m手前。 同じように腰掛けて 出航までのひとときを 波音にゆだねる。
ふりかえると
おじいさん
寝ているご様子。
いや目を閉じて
聞いているのか。
話しかける野暮は
まさかね。
なんとも贅沢な時間。
この日は朝から、ウォークマンの電源が入らない。
新幹線用に十分なネタを用意したのにと
悔しさから一転、
なくて良かった。
声を出して歌うのは
「Second Flight」
前回からの振り返りをひっぱってる。
おまけにサラサの名曲たちも。
20代から30代前半に出来た曲たち…
いまだにぐっとくるのは、
客観的か、ノスタルジーか
どっちでもええ話。
過去へ、未来へ
あいまいながらも
自信が湧いて来たから
桟橋へ向かう。
大丈夫、沈まない。
いつもお決まりのラーメンを食べて
早く家にかえりたい。
夕日が近いからね。
まぶしくて
博多の海は
みんな透かしてく。



